2021.02.09交通事故
交通事故のあとに必要な書類は?診断書・診療報酬明細書などの種類ともらい方

交通事故にあうと、病院や保険会社から、「書類をそろえてください」と言われることがあります。「何の書類が必要なの?」「どこでもらえるの?」と、不安になる方も多いと思います。
このページでは、交通事故のあとに必要になる主な書類と、もらえる場所を、国土交通省の公式情報(2026年10月31日現在)をもとに、やさしくお話しします。
先に、3つだけ
- 書類は、大きく「事故やけがを証明する書類」と、「かかった費用や収入を証明する書類」に分かれます。
- 必要な書類は、請求の種類や事故の内容で変わります。まずは、保険会社に確認しましょう。
- 領収書や明細書は、なくさないようにしましょう。
このページは、一般的な情報をまとめたものです。個々の事故で、どの書類が必要かは、保険会社に確認してくださいね。
書類の一覧(けがをした場合の、主なもの)

国土交通省の「支払までの流れと請求方法」に載っている、主な書類と、もらえる場所です。
| 書類 | もらえる場所(取付け先) |
|---|---|
| 支払請求書 | 保険会社に、備え付けの用紙があります |
| 交通事故証明書(人身事故のもの) | 自動車安全運転センター |
| 事故発生状況報告書 | 事故の当事者が書きます。保険会社に、備え付けの用紙があります |
| 医師の診断書 | 診てもらった医師・病院。保険会社に、備え付けの用紙があります |
| 診療報酬明細書 | 診てもらった医師・病院。保険会社に、備え付けの用紙があります |
| 通院交通費明細書 | 保険会社に、備え付けの用紙があります(ご自身で記入します) |
| 付添看護自認書 | 保険会社に、備え付けの用紙があります(付き添いが必要だったとき) |
| 休業損害の証明の書類 | 会社員などは、勤務先の休業損害証明書と、源泉徴収票。自営業などは、納税証明書・課税証明書・確定申告書など |
| 印鑑証明書 | 住民登録をしている市区町村 |
| 後遺障害診断書 | 診てもらった医師・病院(後遺障害の等級認定を受けるとき) |
| レントゲン・CT・MRIなどの画像 | 診てもらった医師・病院(後遺障害の等級認定を受けるとき) |
- 上の書類には、どんな場合でも出すものと、事故の内容や請求の種類によって出すものがあります。どれが必要かは、保険会社に確認してくださいね。ほかの書類が必要なときは、保険会社などから連絡があります。
- 被害者が亡くなった場合は、戸籍謄本などが必要になることがあります。くわしくは、保険会社に確認してくださいね。
事故やけがを証明する書類
交通事故証明書
事故が起きたことを証明する書類です。人身事故のものが必要になります。自動車安全運転センターで、申請します。くわしい申請の方法は、交通事故証明書の交付を申請するや、自動車安全運転センターのページで確認してくださいね。
医師の診断書
けがや症状の内容を、お医者さんが書く書類です。けがをした日、通院や入院の期間、症状の経過、診察や処置の内容などが書かれます。通っている病院の窓口で、お願いしましょう。保険会社に備え付けの用紙がある場合は、その用紙を、病院に持っていきます。
診療報酬明細書
病院で受けた診察や処置の内容と費用が、細かく書かれた書類です。病院に、お願いしましょう。もらえるまでに、時間がかかることがあります。いつ受け取れるかを、先に確認しておくと安心です。保険会社を通して取り寄せる場合もあるので、保険会社にも確認してくださいね。
かかった費用や収入を証明する書類

通院交通費明細書・付添看護自認書
通院にかかった交通費や、付き添いが必要だったときの書類です。保険会社に、備え付けの用紙があります。ご自身で記入します。通院した日、行き先、金額などを、わかるように、記録しておきましょう。
休業損害の書類
仕事を休んだ分の収入を、証明する書類です。立場によって、必要な書類が違います。
- 会社員などの給与所得者:勤務先に、休業損害証明書を書いてもらいます。源泉徴収票も、あわせて出します。
- 自営業・自由業・農林漁業の方:納税証明書、課税証明書(収入の額が書かれたもの)、確定申告書などを出します。納税証明書や課税証明書は、税務署や市区町村で、もらえます。
領収書
通院にかかった費用などの領収書は、なくさないようにしましょう。
後遺障害の等級認定を受けるときの書類
症状が固定して、後遺障害の等級の認定を受けるときは、後遺障害診断書が必要です。診てもらった、お医者さんだけが書けます。あわせて、レントゲン・CT・MRIなどの画像も、必要になることがあります。事故のあとは、まず病院で診てもらい、お医者さんの指示にそって通院してくださいね。くわしくは、交通事故の慰謝料・休業損害・後遺障害とは?で紹介しています。
請求する人の、印鑑証明書など
自賠責保険の請求では、請求者ご本人の印鑑証明書が必要になることがあります。未成年の被害者の場合は、親権者が請求して、お子さんの住民票か戸籍抄本も、必要になることがあります。また、死亡事故などで、請求する人が複数いる場合は、1名を代理者として、ほかの人全員の委任状と印鑑証明書が必要になることがあります。必要かどうかは、保険会社に確認してくださいね。
書類をそろえるときの、ポイント
- 通い始めたときから、領収書、明細書、通院の記録を、ひとまとめにしておきましょう。
- 病院に書類をお願いするときは、いつごろ受け取れるか、確認しておきましょう。
- 保険会社から送られてきた書類は、分からないところを、ひとりで抱えずに、保険会社に質問しましょう。
- 自賠責保険の請求の流れは、自賠責保険とは?交通事故のあとの請求の流れ・限度額・時効で紹介しています。
当院でできること、できないこと
当院では、交通事故のあとの体の状態について、施術とご相談をお受けしています。当院に通院されている方で、保険会社への提出が必要なときは、施術証明書・施術費証明書を作成します。施術の内容、費用の考え方、保険会社との連絡の範囲は、当院の交通事故の施術の流れで紹介しています。
示談や賠償の交渉は、当院ではしていません。
どの書類が必要か、書類の書き方、金額、等級など、保険会社や専門的な判断が必要なことは、当院ではお答えできません。保険会社や、必要に応じて弁護士さんなどの専門家に相談してくださいね。
よくあるご質問
Q. 診断書は、いつもらえますか?
A. 病院に、お願いしてから、作ってもらいます。時間がかかることがあるので、いつごろ受け取れるか、先に確認してくださいね。
Q. 書類をなくしてしまったら、どうしたらいいですか?
A. 病院や、市区町村、自動車安全運転センターなど、もらった場所に、もう一度お願いできることがあります。保険会社にも、相談してくださいね。
Q. 領収書は、全部とっておく必要がありますか?
A. 通院にかかった費用などの領収書は、なくさないようにしましょう。どの費用が対象になるかは、保険会社に確認してくださいね。
Q. 書類は、自分で書くのですか?
A. 通院交通費明細書や付添看護自認書などは、ご自身で記入します。診断書や診療報酬明細書は、病院で作ってもらいます。休業損害証明書は、勤務先に書いてもらいます。
参考にした公式情報
この記事の内容は、2026年10月31日現在の情報です。最新の内容は、各公式ページで確認してくださいね。
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